無理なく育児と仕事を両立させるポイント

ワークライフバランスとは、仕事と生活のバランスを取り、無理なく生きていくという考え方をいいます。特に育児をしながら仕事をする際は、この考え方をしっかり持つことが欠かせません。とはいえ、育児のために仕事を早く終わらせて退社したいと思っても、仕事量が多すぎて残業となってしまうこともあるでしょう。数回なら仕方がないと割り切れますが、そのような状況が常態化していれば、それは育児や生活に悪影響を与えてしまいます。もしそんな状況下にあるのなら、自身の働き方に無理がないかを見直すことが大切です。場合によっては転職を検討する必要も出てきます。

育児におけるワークライフバランスの考え方をしっかりと取り入れ、その取り組みを十分に行っている、と厚生労働省が認定している企業があるのをご存知でしょうか。その企業は、認定の証としてのマークである「くるみんマーク」というものを掲げています。転職を考え、育児中でも働きやすい職場を選ぶなら、ぜひこのマークに注目してみるのもよいでしょう。

そのほか、有償ですが子どもの送迎や預かり等を受けてくれるような制度もあります。例えば、ファミリーサポートセンター事業があります。この事業では、子育てにおける助けを依頼したい側と、その援助を行う側の双方が会員となり、地域で相互援助の活動を行っています。もし、残業で保育園や幼稚園等のお迎え時間に遅れる状態に陥った場合、援助を希望すると、サポート者を調整してもらえます。無理のない育児を実現させるには、育児に理解のある職場選びをしたうえで、こうしたさまざまな制度を活用することが重要です。